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第4回 香川大学 LINE API講座を開催しました
2026年8月24日(月)、香川大学幸町キャンパスにおいて、「第4回 香川大学 LINE API講座」を開催しました。
本講座は、香川大学サイバーセキュリティセンターが、LINE Developer Community(LINEDC)との連携のもと実施している、LINE APIを活用したアプリケーション開発の実践講座です。
今回は、高校生4名、大学生5名、社会人2名の計11名が参加しました。社会人の参加者には高校教員も含まれており、高校生から大学生、社会人まで、さまざまな立場の参加者が一緒にアプリ開発について学びました。
LINE APIと生成AIを活用したアプリ開発
今回の講座では、LINE APIの基本的な仕組みを学ぶとともに、LINE Botと生成AIを組み合わせたアプリケーション開発について学びました。
講師から技術の概要や開発方法について説明を受けた後、参加者は実際にPCを操作しながら、LINEを入口としたサービスの構築を体験しました。
LINEという身近なサービスを使いながら、APIを利用することで外部のサービスやデータと連携できること、さらに生成AIを組み合わせることで、新たなサービスを構築できることを学びました。
香川県のうどん店を題材に、地域の課題を考える
講座では、情報技術を活用して身近な社会課題を解決するアイデアの一例として、香川県のうどん店を題材とした取り組みが紹介されました。
香川県のうどん店では、15時閉店の店舗が圧倒的に多く、製麺所系の店舗も多く見られます。昼のピークが終わると店じまいとなりますが、その際には、揚げたての天ぷらや茹で置きの麺などが残ることがあります。
食品ロスというと、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、大規模な小売・流通を中心に考えられることが多くあります。
しかし、個人経営のうどん店が抱える食品ロスには、異なる特徴があります。
それは、「一店舗あたりの量が少なく、毎日発生し、食べられる時間が数時間しかない」ということです。
このようなロスは、店舗ごとの発生量が少ない一方で毎日発生し、さらに食べられる時間が限られているため、既存の食品ロス対策の仕組みでは扱いにくい課題となります。
こうした香川県ならではの身近な課題を題材として、情報技術を活用することでどのような仕組みをつくることができるのかを考えることが、今回紹介された事例のポイントです。
身近な課題を「情報技術で解決する」
今回紹介されたうどん店の事例は、食品ロスそのものに取り組むというだけではなく、身近なところにある「既存の仕組みでは解決しにくい課題」を発見し、情報技術によって新しい解決方法を考えるという発想を示すものです。
例えば、一つの店舗から発生する量が少なく、しかも数時間しか食べられないという特徴を考えると、大規模な流通を前提とした仕組みとは異なるアプローチが必要になります。
そこで、店舗と利用者をリアルタイムにつなぐことのできるデジタルサービスなどを考えることで、これまでとは異なる課題解決の可能性が生まれます。
さらに、このような考え方を別の場面へ応用すれば、食材を無駄にしないための仕組みなど、さまざまな社会課題の解決にもつながる可能性があります。
この事例を通して、参加者は、単にプログラミング技術を学ぶだけでなく、「地域や日常生活の中にどのような課題があるのか」「その課題にはどのような特徴があるのか」「その特徴に合わせて情報技術をどう活用できるのか」という視点について考えました。
全国情報教育コンテストを想定したアイデアづくり
今回の講座では、こうした課題解決型のアイデアを、全国情報教育コンテストへの応募も想定しながら、具体的なアプリケーションとして形にしていくことについても考えました。
重要なのは、単に新しい技術を使うことではありません。
まず身近な社会や地域の中から課題を見つけ、その課題がなぜ解決しにくいのかを考えた上で、LINE APIや生成AIなどの技術を組み合わせ、実際に利用できるサービスとして具体化していくことです。
今回のうどん店の事例は、そのような「地域の課題発見」から「情報技術を活用した解決策の提案」へと発想を発展させるための一つの例となりました。
高校生から社会人まで、世代を越えて学ぶ
今回の参加者は、高校生4名、大学生5名、社会人2名の計11名でした。
高校生にとっては、大学生や社会人とともに実際のアプリ開発に取り組むことで、学校での学習とは異なる視点から情報技術に触れる機会となりました。
大学生にとっても、高校生や社会人の視点に触れながら、技術を社会課題の解決につなげることについて考える機会となりました。
また、高校教員も参加しており、生成AIやAPIを活用したアプリ開発を実際に体験することで、今後の情報教育や探究学習につながる知見を得る機会となりました。
「使う」から「つくる」へ
生成AIやAPIなどの技術が急速に普及する中、情報教育においては、技術の使い方を学ぶだけでなく、自分たちの身の回りにある課題を見つけ、それを解決するために技術を活用する力が重要になっています。
今回の講座では、LINE APIと生成AIを入口として、実際にサービスをつくりながら、課題を発見し、解決方法を考え、それをデジタル技術によって形にしていくプロセスを体験しました。
香川大学サイバーセキュリティセンターでは、今後も学生・生徒、教育関係者、社会人などが世代や所属を越えて学び、情報技術を活用して地域や社会の課題解決に取り組むことのできる機会を提供していきます。
当日の様子



